古典籍というものの中に 「短冊」がある。 歌会で詠まれたりした折に書かれた 筆者に最も近く、温もりを感じるものである。 新たな歌を詠んだ時、 大抵はこの短冊にまず書かれることが多い。 従って 懐紙などは「清書」の意味合いが強く、 完成された作品であるといえる。 一般に 古美術の業界では 「たかが短冊ではないか」と 小馬鹿にしたように言われ、また 余技だとも言われるが、 いやいやどうして この長方の小宇宙ともいえる扁形の料紙に (あくまで懐紙を八等分したものなのですが) 和歌等をバランスよく収めた「短冊」は 日本独自のものであり、 筆跡や詩歌群の 「エッセンス」だとも言える。 本日、未装短冊の公卿、 存在する短冊の中で最初期といわれ、後鳥羽上皇の時代の 花山院師賢が2枚、 門跡親王の短冊類 をUPしています。 どうぞご覧下さい。 PR
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