07/21/2010 18:24 No.66 北の新地

07/21/2010 18:24

No.66

北の新地

もう天神祭、ということで

雰囲気も一層夏本番、といった感じ。


猛暑続きのようですが、

皆様、体調にはくれぐれもご留意のほど。




昨夜、私は好きな街のひとつである

新地へ繰り出した。


浴衣・着物姿やドレス姿の麗人達が

あちらこちらで見られる。


北浜で商売をやっている関係上、

歩いて行ける新地は

知人、友人らと行くのに誠に都合がよい。


ここでいう「新地」とは

大阪の北新地である。


誰もがご存知だと思うが、

大阪には歓楽街がいくつもあるが、

大きく分けた時、

キタとミナミと分かれる。

無論、京橋など他にもあることは

今は抑えておく。


例えば、東京を見た時、

銀座や麻布、赤坂、六本木・・・

新宿や池袋、渋谷・・・

などと挙げればきりがないほど、実に性格や町並みも様々であるが、


元来、キタは高級なイメージがあった。

銀座にちょっと近い感じである。


高級クラブはそれこそ

座ってンンン、と値段もさることながら、

また美しい方々が接客なさる。


断っておくが、

こちらが行けるお店とは

そんな高級店では無い。

そんなお金は何処にも無い。


むしろ、アットホームで気楽に、

また楽しく、時間を気にせず

ゆっくりできるお店である。



零細事業主には

誠に有難いのである。



最近では店や町並みも

昔に比べてすっかり変化してしまい、

比較的行き易くなったお店が

随分増えた。



以前あったお店の子やチーママの方が

新たに店をオープン。

ママとして、やりたい店を始める。

案内を戴き、そこへ性懲りも無く足を運ぶ。



何も目的や企みがある訳でもない。

ただ、飲んでお話しをして、

「ではまた。」

そういっては

ストレスを発散したと確信して

家路へと向かう。



この街には

様々な人間模様がある。


店側、客人のみならず、

付き合いや人間関係、その距離感。


時が経つにつれ、

それが千変万化する。



「まいど。」

そう言っていつまで

続けられるのであろうか。



・・・決して私の話でなく、

一般論である。




今日も化粧を済ませ、

同伴か、営業か。

メールをやり取り、電話する御仁達が、


今、動き出す時間だ。