ただ今、東京から戻りました。 昨日は朝早くから熱海に行っておりました。 熱海、というと 皆さん「いいなあ・・・」なんて思われるかもしれませんが、 「仕事」です。 ただ、交換会(オークション)を 温泉地の熱海でやる、ということなんですが。 当人としましては、 年2回の楽しみでもあり、(じつはもっと多いのですが) 晩の宴会は他の同業の皆様と親睦を深め、 美味しいものを戴き、温泉に浸かり、 翌日帰る、というパターンで 本当に楽しいひと時を過ごせました。 また、その時にしか逢えない方もあり、 「熱海」という地は 私にとって特別なのです。 それはそうと、 先ほどの帰りの機中で読む読み物に 私が大変好きでいつも詠む連載コラム(でいいのかな?)が あるのですが、今月のA先生の書かれた内容について、 同感し、また考えさせられた事がありました。 「凋落」という事。 書かれてあったのは温泉地の凋落。 決して熱海が凋落という意味ではありません。 むしろいつも泊まらせて戴く「T荘」は熱海でも1・2を争う 老舗の高級旅館で、全てが行き届いた処です。 また、知りうる限りの芸者さんは、 最高な方で、熱海全体がその芸者の方々を守っている 素晴らしい処です。 なお、いつも行く北陸のY屋S園も あらゆる処に行き届いた、 大変気持ちのいい、素晴らしい処です。 何がいいたいか、というと 逆にその行き届いた処だけが突出しており、 他の場所や旅館によっては「凋落」と思われても 仕方がない処がある、という事です。 無論、他にもいい旅館や温泉地もありますし、 お金さえ出せばいくらでもいい処はあるでしょう。 しかし、お金のかからないサービスやおもてなしは いくらでもある筈です。 例えば笑顔。笑顔一つで与える印象は大きく変わります。 笑顔にお金は要りません。経費はかかりません。 些細でも気持ちの持ち方次第で、相手様の心は大きく変わります。 そういう意味で、私には実に参考となり、勉強になります。 とかく移動手段や宿泊など、何かと贅沢させて戴いておりますが、 そんな中でも色々受ける真心やサービスは本当に勉強となります。 私が好きで拘る航空会社。最近大変な状況のようですが、 随分前になりますが、こんな事がありました。 当時、あまり機内での携帯電話について五月蝿くなかったのですが、 その日のその便、私のとなりの席にある人が座りました。 着席する前から電話し続けていたのですが、座ってもなお、 また飛行機が動き出してもなお、離陸する寸前も・・・。 私はブチ切れて(表現が相応しくありません)、 その人に注意したのでした。 CA(客室乗務員)の方は知ってか知らずか、 誰も何も言って来られませんでした。 そんなことから、羽田空港にて思いのたけを文面にし、投書しました。 すると後日、顧客サービス課の方から ご丁重なるお手紙を戴きました。 単なる個人の苦情でしか無かったものでしょうが、 それはそれは丁寧なる温かい内容のものでした。 私は感銘を受け、それからその航空会社が大変好きになり、 今だに高い席をキープし、乗っております。 それからです。アナウンスで 「機内での携帯電話のご使用は・・・」と よく聞かれるようになったのは。 サービスというものにはお金はかかります。 それはある意味当然の事です。 また、それを維持する事は大変なことです。 しかし、単に経費ばかりかけて 機械的にサービスをする側も、 当たり前のようにそれを受ける側も、 少々違うような気がします。 意外に目が届かない、気付かない処や、 さり気ないサービス。 またそれに気付いた時の喜びや感動。 日本はサービス大国と言われて久しいが、 現在、果たしてどうでしょうか。 私は決して過剰なものだけが サービスだとは思いません。 むしろ、心に響く「気持ち」や「真心」からしか 本当のサービスは生まれて来ないのだ、 と思います。 機会があれば 一度お訪ね下さい。 熱海、旅館、そして 携わり、関わっておられるその人々に。 PR
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