08/21/2010 18:46 No.72 家族

08/21/2010 18:46

No.72

家族

家族とは、

居住を共にし、まとまりを形成した親族集団、また

親子の絆、それによって繋がっている血縁集団を基礎とした

共同体であるそうだ。




意外とこれまで「家族」というものについて

深く考えた事がなかった。


友人等からたまに聞く

家族の話というものは

私にとって少し異質なものに

思えた事があった。


それは、私が育ってきた環境と

やや違う、しかしながら

愛情溢れる、温かい素敵なものであった。


決して、両親から愛情を与えられていなかった訳ではない。


むしろ、今でも感謝しているし、その思いは尽きない。


血縁関係にある、という事は

ある意味絶対的な事であるし、

否定できない事でもある。



実は、幸か不幸か、

私には子が無い。

「親の気持ちが解るか」と言われれば、

きっと解らないのだろうし、これからも理解し得ないのであろう。



が、人に対する愛情や気持ちは

少しは解るつもりであるし、

そうありたい。



人との絆を築き上げる事は

誠に難しい事であろうし、

逆に無くす事は簡単なのかも知れない。



血縁関係にある親子とは

どうなのであろうか。


切っても切れない・・・などと

よく耳にするが、

いとも簡単に切れるものがあるのだろうか。



人はその環境、事情事情で

あらゆる変化を余儀なくされる事がある。


しかし、血が繋がっている事は、

決して無くならないし、

変わる事は無い。



却って、親戚同士である事により、

いざこざが絶えない件もよく聞かれる。



他人同士であるからが故に

愛情を持って接する事で

うまくいく場合がある。



解っているつもりでも、

万事うまく行かないのが

人生なのであろうか。



私は、この年齢になって、

ある信じていたものが

そうではなかった、

また失ってしまった、


その思いにかられている。


家族とは、何なのであろうか。


しばらくの間、この問題に直面しているだろうし、


その答えを見出せないでいる事になろう。